SATOLOG

高校時代は不登校だった大学生のブログ。

『D坂の殺人事件』江戸川乱歩 ネタバレ有り

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あらすじ

こんばんは、サトシです。

最近はいろいろなことがあってお盆に続いて再び帰省していました。

 

帰省するための電車や飛行機の中で読んだ江戸川乱歩『D坂の殺人事件』について書きたいと思います。

 

 

この本は推理小説の中の世界では日本人で一番有名な探偵である(と個人的に私が思っている)明智小五郎が初めて登場する作品です。

 

 

D坂にある「白梅軒(はくばいけん)」という喫茶店で「私」と「私」がその喫茶店で知り合った明智小五郎とがコーヒーを飲みながら向かいの古本屋を眺めていると、偶然にも、二人はその古本屋で起こった殺人事件の第一発見者となってしまうのです。

二人はすぐにその古本屋に向かい体中に傷がある女性の遺体を発見します。そして、すぐに警察に連絡し、捜査が開始されるのですが、なかなか進みません。ところがとある少年たちの目撃証言をきっかけに「私」と明智小五郎は何かをつかみます。

しばらくして、明智小五郎の家に「私」が行き、明智小五郎に推理を話すのですが、なんと「私」は明智小五郎が犯人であるというのです。それを聞いた明智小五郎は笑い出し、今度は彼が自分の推理を話し出します。それと時を同じにして新聞にこの事件の結末が載った新聞の夕刊が明智小五郎の家に届けられるのです。

感想

 私は今回初めて明智小五郎シリーズを読んだのですが、おもしろかったです。

明智小五郎視点で描かれているのかなと思っていたので、「私」視点で描かれた場面が多かったことにかなり驚きました。私が想像していた明智小五郎ってもっとおじさまかと思ってたんですけどこの本の中では20代なんですね。物語の終盤で見られる「私」と明智小五郎との推理対決は論理的に組み立てられた「私」の推理と心理学的に組み立てられた明智小五郎の推理との対比が見事だったと思います。「私」の推理もかなりのものだったと思うんですけど、その推理のさらに上を行く明智小五郎の推理はすごかったですね。ただ明智小五郎が推理を話し終わったところに新聞の夕刊が届けられて、事件の結末がわかるっていうのは緒と出来すぎな気もしますけどね。翌日の朝刊で明らかになるとかだったらまだありそうですけどね。