SATOLOG

高校時代は不登校だった大学生のブログ。

『羅生門』芥川龍之介 ネタバレ有り

 

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あらすじ

こんばんは、サトシです。

今日は芥川龍之介羅生門書きたいと思います。

 

僕が『羅生門』を初めて読んだのは高校1年生の時なんですが、当時は、文章が短かったので、どこか一部分を切り取ったものなのではないかと思ってましたが、改めて読んでみるとそんなことはなかったんですね。

 

地震や辻風や火事、飢饉などの災いが起こってさびれてしまった京都の朱雀大路にある羅生門の下で一人の下人が雨が止むのを待っていました。待っていたというよりは行く所もなくて途方に暮れていました。

羅生門の上にはたくさんの餓死した人々の死体が持ってこられて、捨てられています。このままでは、下人も同じ道を辿ってしまうので、盗人になることを決心しようとするのですがなかなかその勇気が出ません。しばらくして、夜を明かそうと安全な場所を探そうと思っていると羅生門の上に続く梯子(はしご)を発見します。

下人は門の上には死体しか無いと思っていましたが、そこには老婆が蹲(うずくま)っていました。なんと老婆は死体の髪を抜き始めました。老婆が髪を抜くのを見ると、男が抱いていた餓死の恐怖に代わって、はげしい憎悪が生まれてきました。

下人が老婆に何をしていたかを尋ねると老婆は、この女も昔、餓死を免れるために悪いことをしたのだから、自分も生きるために鬘(かずら)のための髪を抜いているというようなことを答えます。すると、下人にもある勇気が生まれてきます。門の上に登ってくる前にはまったく無く、門を登ってくる前のものとは正反対の勇気です。つまり、盗人になるという勇気です。

下人は老婆に、自分がしたことを自分がやられても恨むなという意味の言葉を言い、老婆の着物を剝ぎ取ります。そして、剥ぎ取った着物をわきにかかえて梯子をかけ下りていきました。

しばらくして、倒れていた老婆が体を起こし、梯子のところまで行き門の下を見下ろしましたが、そこには闇が広がっているだけでした。

感想

久しぶりに『羅生門』を読みましたが、表現がむずかしいというかややこしいですね。しかし、読むと状況の把握はかなりしやすく読みやすいと思います。門の上での老婆と下人のやり取りの部分は描写が細かくてその場面をかなり簡単に想像できますね。